▽…犯罪や非行をした人たちの社会復帰の手助け、立ち直りを支える「保護司」。法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員であり民間のボランティアである。4月1日付で厚木地区保護司会の会長に就任した。同会の活動地区は厚木、愛川、清川の3市町村。定数いっぱいの72人で新年度をスタートした。
▽…保護司の仕事は、月2回の保護司宅での面接と月1回の訪問が基本。全国的に保護司の人材確保が難しくなっている中、「活動しやすい環境づくりも課題」と話す。近年の住居環境から自宅での面接も難しくなりがち。「行政の協力もあり、県内でも最初にサポートセンターを作ってもらった」と市への感謝を語る。 ▽…地域の先輩に薦められたことがきっかけで保護司に。面接する時に心がけていることは?との問いに「う〜ん、難しいね。ないかもしれない」「人はそれぞれ違う、その人をそのまま見て受け入れることかな」と。熱意や正義感だけでは向き合えない仕事のむずかしさを垣間見た。「大変っていえば、大変だけど、自分もやんちゃしたこともあるしね」。自身の人生経験が担当した人たちの更生につながればと考えている。
▽…中荻野で生まれる。清水小、睦合中から、相模原高校へ進んだ。卒業後、遊学ののち、1971年に父君がはじめた厚木花環センターに入社。現在、同社の代表取締役。自治会長をはじめ、PTA会長や地域団体の役員も歴任。趣味はゴルフ。昨年末にスマートフォンに切り替えた。「LINEもちゃんとやってるよ」とちょっと得意げ。好きな言葉は『つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの』。「この言葉、本音を言っていると思うんだよね、人間、嘘を言ってもはじまらない」。地域のきずなや人と人のつながりを大切にする、懐ふかき良き兄貴分。現在父・妻・息子2人との5人家族。娘さんは嫁ぎ、2人の孫の良きおじいちゃんでもある。厚木市妻田南在住。O型。
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