愛川町角田の特別養護老人ホームミノワホーム(社会福祉法人愛川舜寿会)で8月24日、「視野を広げる勉強会」が開催され、愛川出身の北極冒険家である荻田泰永氏(関連記事=人物風土記)が講演を行った。
この勉強会は、地域に開かれた公開講座としてミノワホームが行っているもので、今回が8回目。この日は同施設職員をはじめ、近隣の介護施設職員、地域の住民、荻田氏の同級生など約50人が会場に集まった。
講演では、荻田氏が北極圏冒険の様子をスライド写真や動画で紹介。冒険に必要な装備の使い方や北極の厳しい環境、シロクマやオオカミなど野生動物との遭遇といった様々な現地の様子を解説した。
また、北極冒険を始めたきっかけや、目標としている「北極点無補給単独徒歩到達」についてや、日本国内で小学生と160Kmを歩く「100マイルズアドベンチャー」の取り組みについても紹介した。
参加者の「諦めそうになった時も続けられるのはなぜ?」との質問に荻田氏は「冒険を始めたら、やめようがない。苦しみを終わらせるには1秒でも早くゴールすること。自分でやると決めたことだから、『やるしかない』と言い聞かせる」と答えていた。
愛川舜寿会の馬場拓也常務理事は「勉強会は不定期ですが、これからも地域への貢献活動として、魅力ある人を講師に招いて公開講で開催していきたい」と話した。
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