戦国時代の北条軍と武田軍の戦いにちなんだ三増合戦まつりが10月2日、愛川町の三増合戦場碑前で開かれた。秋の晴天に恵まれたこの日、会場には町内外から多くの人が集まった。
同祭は、合戦後400年が過ぎた時に慰霊碑が建立されたが、慰霊祭が行われなかったため地元有志らが企画して始まったもの。今年で17回を数える。
和太鼓演奏の後の甲冑隊出陣式では、騎馬甲冑隊によるパレードが行われ、鉄砲隊演舞など戦国絵巻を再現した演目が披露されると来場者たちから大きな拍手があがった。合戦寸劇では、甲冑武者たちが迫力ある演技で会場を沸かせた。
また、舞踊や三味線、大道芸などの演目もあり、祭りに花を添えた。
このほか会場内では、鮎の塩焼きや酒まんじゅう、野菜など地域の特産品や模擬店が並び、無料で振る舞われた陣中鍋には行列ができた。手づくり甲冑を着て写真撮影ができる特別コーナーや、木曽馬乗馬体験などは親子連れから人気を集めていた。
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