清川村が新たな地域おこし協力隊として實方(じつかた)悠一郎さんを採用し、1月4日に委嘱式が行われた。實方さんは煤ヶ谷に住み、道の駅清川を拠点に販売促進や特産品開発、移住プロモーションなどに取り組む。
地域おこし協力隊は、総務省が推進する制度。少子高齢化や人口減少による地域活力の低下などが懸念される過疎地域において、地域外からの人材を誘致し、新たな発想・能力を活用することで地域の活性化を図るもの。
清川村では昨年6月、初の地域おこし協力隊として2人(男性1人、女性1人)を委嘱した。このうち、10月に男性の協力隊が辞任し、11月に新たな地域おこし協力隊の募集を開始。移住・交流推進機構(JOIN)ホームページや清川村ホームページなどで募集を呼びかけた。
採用が決まった實方さんは横浜市都筑区在住で、大学ではデザイン学科を専攻、卒業後はデザイン関連会社に勤務し、その後はオーストラリアに4年間語学留学した。既に煤ヶ谷地域に移住し、道の駅清川を拠点に活動を始めている。
これまでのキャリアをいかし、店舗販売における支援ではイベント企画、特産品開発、HP更新等の情報発信を担う。
さらに、移住定住に係る相談業務や首都圏などで開催される移住・定住相談会でのPR、空き家バンク登録物件情報の収集などにもあたるという。
年度の途中からの委嘱ということもあり、實方さんの委嘱期間は2017年3月31日までだが、最長3年まで延長することができる。
實方さんは「道の駅清川のディスプレイや演出など、お店の活性化に取り組みたい」と話す。
村では今後、協力隊を4人まで増員する方針だ。担当の村政策推進課では「昨年は協力隊員と地域村民による新たなコラボ商品も誕生するなど、成果が出始めています。實方さんにもぜひ頑張っていただきたい。村民の皆さんも、實方さんに気軽に声をかけていただき、ご協力いただけたら」と話す。
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