愛川中学校で1月26日と27日、あいかわ町災害ボランティアネットワークによる「災害を考えるワークショップ」が開催され、同校の3年生たちが地図を見ながら地域の災害対策などを話し合う図上訓練を行った。
同ネットワークは、防災や減災の知識・技術を普及する様々な活動を行っている。地図を活用した図上訓練は、過去に一般向けに行ったが、中学生を対象とした訓練は初めて。
同校での訓練では、5〜6人程のグループに分かれ、それぞれのテーブルで拡大した地図の上に様々な情報を書き込んでいった。
災害時に情報発信の拠点となる町役場や、避難所となる施設、病院、食料や医薬品を確保するための店舗など、それぞれの場所を役割別にチェックしていった。
さらに、地図から読み取れる地形などをもとに、身近な地域の危険な個所も抽出。防災や災害対策という視点から見た身近な地域の「良い所」と「悪い所」をグループで話し合い、地域特性を考えた。
生徒からは、「探すのは面白い」「日頃からスマートフォンのアプリで地図を良く見るけど、紙の地図は難しい」などの感想があがっていた。
同ネットワークの山内潔代表は「学生を対象にした訓練をこれからも広げていきたい」と話す。
防災教室や養成講座も
1月28日には、愛川町消防庁舎で防災教室と災害ボランティアコーディネーター養成講座が開催され、町民や地区の防災指導員、ボランティア団体など約70人が参加した。
防災教室では、非常用の炊飯袋を使った食事作りや、熊本地震被災地に派遣された町職員による講話などが行われた。
養成講座では、災害時を想定し、ボランティアセンターの運営など実践的な訓練を行った。参加者からは「実際に行動しないとわからなかった点も多く、参考になった」「ボランティアをする側だけでなく、受け入れる側の立場の訓練も行えて理解が深まった」などの感想があがっていた。
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