神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
愛川・清川版 公開:2017年5月26日 エリアトップへ

清川の四季 一冊に 飯塚利行さん写真集出版

文化

公開:2017年5月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
写真集を手にする飯塚さん
写真集を手にする飯塚さん

 清川村煤ヶ谷在住の飯塚利行さん(62歳)が、清川村の風景を写した初の写真集『清川村四季光彩』を出版した。5月21日から道の駅清川で販売されており、飯塚さんは「村外の人はもちろん、村民の皆さんにも、清川の魅力を再発見していただけたら」と話す。

 写真集は、B5版88ページ。清川村の四季を切り取った作品が収録されている。雪化粧の宮ヶ瀬や花揺れる煤ヶ谷、新緑鮮やかな山並み、湖面と紅葉の競演など、作品からは撮影者の郷土愛が伝わってくる。

 飯塚さんは煤ヶ谷生まれ。座間市や厚木市で中学校教諭を務め、清川村立宮ヶ瀬中学校では教頭として子どもたちの成長を見守ってきた。

 20年ほど前に一眼レフを購入して以来、本格的に写真にのめり込み、独学で腕を磨いてきた。写真コンテストでも数多く入選。じっくりと考え抜いた構図で撮られる写真は、いつもの見慣れた風景を美しい作品に変える。

 写真集の構想は以前からあったが、実現に向けて具体的に動き出したのは道の駅オープンがきっかけだったという。

 「清川の魅力は、やっぱり自然の美しさ。この素晴らしさを多くの人に知ってほしい」と、自費出版を決意。10年以上前に撮影した作品から最近の作品まで、膨大な写真から80点を選んだ。限られた枚数だが、あえて同じ場所を季節や時間を変えて撮影したものも選ばれており、「季節によって変わる自然の姿を見てもらえたら」と飯塚さんは話す。

 写真集は1冊1500円。発行部数は300部で、道の駅清川で販売が始まっている。

 「定年したらやりたいこと」のひとつだった写真集を出版した飯塚さん。最近は大学時代の趣味だった登山を再開。大山道や丹沢山塊の修験道を歩き、日向薬師の歴史文化についての研究や、かつての行者たちの足跡を追う考察にいそしむ。愛犬とニコンの一眼レフを相棒に、これからも丹沢の山々を駆け巡る。
 

掲載作品の一例
掲載作品の一例

愛川・清川版のトップニュース最新6

大空泳ぐ男たちの鯉のぼり

大空泳ぐ男たちの鯉のぼり

町美化プラントで6日まで

5月1日

絆の歌 母校に響く

絆の歌 母校に響く

愛川中学4期生がクラス会

4月19日

佐藤氏が接戦制す

愛甲郡県議選

佐藤氏が接戦制す

447票差で初当選

4月19日

春の大祭 記念の130回

田代半僧坊

春の大祭 記念の130回

大般若御祈祷や写真展も

4月5日

卒業証書は伝統和紙

田代小半原小

卒業証書は伝統和紙

技術学び児童が手漉き

4月5日

20年の活動に幕

愛川町西部地域まちづくり推進委員会

20年の活動に幕

沿道イベントなど地域に尽力

3月22日

あっとほーむデスク

  • 1月25日0:00更新

  • あっとほーむデスク

    1月15日0:00更新

  • 8月14日0:00更新

愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2019年5月1日号

お問い合わせ

外部リンク