愛川町で有機農業に取り組む千葉康伸さん(角田在住・40歳)が「2017年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の有機農業・環境保全型農業部門で関東農政局長賞を受賞した。
3月20日には愛川町役場で授賞式が行われ、小野澤豊町長らが受賞を祝福した。町内農家の同コンクール受賞は初めて。
千葉さんは、2008年から土佐自然塾で有機農業に関する技術を学び、2010年から愛川町で有機農業を実践している。ニンジンやサトイモ、ニンニクなど約50品目の野菜を手掛け、県内の生活協同組合のほか東京の契約スーパー、小田原市内や地元のレストランなどに野菜を販売。品質本位で作られる野菜は評価が高く、需要が拡大しているという。
今回のコンクールでは、「慣行栽培を上回る生産性を実現して、有機農業の魅力を発信」をテーマに応募した。
緑肥と太陽熱消毒を活用した土づくりなどによって収益性の高い有機農業を実現する取り組みのほか、積極的な視察の受け入れ、現地講習会や研修会での指導役などの活動が評価された。
千葉さんは「農業がもっと楽しくなるように、子どもたちが将来の職業として『農業』を選んでくれるように、有機農業だけでなく農業全体、第1次産業を再生させたい」と話した。
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