愛川町内にある神奈川県内陸工業団地と大塚下工業団地に「機能別消防団」が発足した。4月8日には、町消防署で発足式が行われた。
機能別消防団とは、特定の活動にのみ参加する消防団で、県内自治体では相模原市、横須賀市、南足柄市、清川村に続いて5番目。消防団OBや役場職員などではない民間事業者単位での設置は県内では愛川町が初めてで、全国的にも珍しいという。
消防団員の不足は全国的な課題となっており、町内でも今年1月10日現在で条例の定員231人に対し、団員は198人と、33人不足している状態だ。このため、昼間に発生した建物火災などに対応するため、機能別消防団を発足させた。
町内の機能別消防団の団員は、内陸工業団地協同組合と大塚下団地共栄会に所属している事業所の従業員で組織されている。内陸工業団地内の団員が8人、大塚下工業団地の団員が5人で、平日昼間の団地区域内での建物火災および大規模災害発生時、初動活動に対応する。昼夜を問わず全ての災害や訓練に参加する既存の消防団(基本団員)と同等の活動は行わないものの、基本団員の活動を補完し、地域消防力の強化が期待される。
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