朝夕の風が日ごとに爽やかになり、青かった水田が黄金に輝く頃、足元で秋の到来を告げるのが彼岸花だ。
真紅の大きな花が特徴的な彼岸花は、全国各地で楽しめる。愛川町を流れる中津川の八菅橋河川敷周辺では、多くの彼岸花が咲き誇る。土手に沿って帯のように並ぶ真紅と、たわわに実った黄金、そして澄んだ高い空の青。3色が並ぶ「秋色の共演」が楽しめる。
かつて中国から伝来したといわれる彼岸花。「曼珠沙華」「カミソリバナ」「ユウレイバナ」など1000種を超える異名があるのは、北海道から沖縄まで広く分布し、人々の生活に身近だったからだろう。花が美しい彼岸花だが、アルカロイドという毒があり、モグラやネズミよけとして水田の近くに植えられた。毒抜きをすると食料になるため、飢饉に備えて植えたという説もある。
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