神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
愛川・清川版 公開:2019年3月22日 エリアトップへ

愛川町西部地域まちづくり推進委員会 20年の活動に幕 沿道イベントなど地域に尽力

社会

公開:2019年3月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
田代運動公園前で菜の花の種をまく活動を行った委員会メンバー
田代運動公園前で菜の花の種をまく活動を行った委員会メンバー

 半原・田代地域を中心に活動する愛川町西部地域まちづくり推進委員会(成瀬和治委員長)が、今年3月末で活動を終了する。1999年の発足から20年。地域活性化への取り組みに幕を下ろす。

 1997年、中津川に架かる日向橋の架け替え工事が完了した際、有志が集って「半原ゆめまつり」が開催された。同祭実行委員会は翌年に解散したが、まつりの趣旨を引き継ぎ、地域活性化組織が検討された。そして1999年3月、82人の委員で愛川町西部地域まちづくり推進委員会が設立された。

 委員会の活動スタートからしばらくは毎週会議や研究会が開かれ、精力的に意見交換などが行われたという。

 2000年には、半原の県道で「第1回だだんべ祭」を開催。2004年度には地域のハイキングコースや寺社などをまとめた「地域資源マップ」を印刷し、配布した。

 また、委員会の更なるPRとして、旧半原信用組合本店付近などでのイルミネーションや、2013年からの夜桜ライトアップ、2015年からの塩川紅葉ライトアップなど、沿道型イベントで存在感を増していった。

 しかし、大規模なイベントの開催はスタッフの負担が大きく、委員の数は現在24人まで減少。多くの委員は70歳代となり、高齢化が継続していくための課題として浮き彫りになってきた。

郷土愛は次世代へ継続

 2016年には、同委員会の発足時と同様に、有志が集い「愛川地区まちづくり協議会」が発足した。同協議会には同委員会からも複数の委員が参加している。「自分たちの住む地域を元気にしたい」という同じ志を持つ新たな団体が誕生し、平成という一つの時代が終わる。「私たちの発足当時の想いは、愛川地区まちづくり協議会と同じだと思います。解散を惜しむ声もありますが、役員で話し合い、一つの区切りとさせていただくことなりました」と成瀬委員長は話す。

 委員会は解散しても、長く平成の時代の地域活性化を担ってきた同委員会の活動は、美しい思い出となって多くの人の心に残る。そして、新しい組織が、今まさに同じ道を歩み始めている。美しい山並みと清流を愛する人々の郷土愛は新たな芽となって、次代に受け継がれる。

田代での夜桜ライトアップ
田代での夜桜ライトアップ
塩川滝周辺での紅葉ライトアップ
塩川滝周辺での紅葉ライトアップ

愛川・清川版のトップニュース最新6

大空泳ぐ男たちの鯉のぼり

大空泳ぐ男たちの鯉のぼり 社会

町美化プラントで6日まで

5月1日号

絆の歌 母校に響く

絆の歌 母校に響く 教育社会

愛川中学4期生がクラス会

4月19日号

佐藤氏が接戦制す

愛甲郡県議選

佐藤氏が接戦制す 政治

447票差で初当選

4月19日号

春の大祭 記念の130回

田代半僧坊

春の大祭 記念の130回 文化

大般若御祈祷や写真展も

4月5日号

卒業証書は伝統和紙

田代小半原小

卒業証書は伝統和紙 文化

技術学び児童が手漉き

4月5日号

20年の活動に幕

愛川町西部地域まちづくり推進委員会

20年の活動に幕 社会

沿道イベントなど地域に尽力

3月22日号

あっとほーむデスク

  • 1月25日0:00更新

  • あっとほーむデスク

    1月15日0:00更新

  • 8月14日0:00更新

愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2019年5月1日号

お問い合わせ

外部リンク