横須賀市内で農業や漁業を体験できる「地産地消」の観光ツアーが新たに企画されている。横須賀商工会議所と旅行代理店のJTB首都圏が中心となって進めているもの。地域の資源を観光に結びつけ、市内外からの集客を狙う。
このツアーは、市内の農業・漁業などを観光資源として活用する新たな取り組み。「横須賀の地産地消」を体験できることが目玉となっている。企画しているのは、横須賀の食の魅力を発信し、商品開発にも取り組んでいる「ヨコスカ海と大地のプロジェクト」(横須賀商工会議所内)。これにJTB首都圏が加わり、旅行ツアーとして実施する形だ。
舞台のひとつ「大地」では、市内の農家を訪れる。農作物の収穫を体験し、農家の人たちとも交流。収穫した野菜などは、お土産として持ち帰ることができるという。
もうひとつの舞台は「海」。猿島で地引網漁を体験し、獲れた魚はその場で調理して食べられる。先月22日には東部漁協の漁師らの協力のもと、猿島での地引網漁が試験的に行われた。沖合30メートルに張った網を関係者らが力いっぱい引き上げると、30センチ以上のセイゴ(スズキの子ども)やアジなど約30匹が収穫できた。関係者らはその場で刺身や塩焼きなどに調理しながら、この企画に手ごたえを感じた様子。「親子連れにぜひ参加してもらいたい」と展望を話していた。
同プロジェクトとJTBでは今月末、このモニターツアーを実施する予定。参加者にアンケートを行い、プランを具体化させていく。
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