「成人式」から「新成人のつどい」へ 式典簡素化で自分たち流 横粂、小泉の両代議士に公開質問の新企画
成人式検討委員会が企画する「新成人のつどい」が今月10日(月・祝)、不入斗にある横須賀アリーナで開かれる。横須賀市に住民登録のある4425人の新成人に案内状が送付されている。今回は委員会メンバーが主体となって中身を決定。成人式の名称は掲げず、従来の式典形式も廃止する形となった。
成人式に関して、吉田雄人市長は議員時代から市がお膳立てすることに異を唱えていた。昨年は騒がしい場内を山下薫議長が一喝する場面もあり、市議会から成人式のあり方について見直しを求める声が挙っていた。路線転換はこうした背景を受けてのこと。公募で選ばれた6人の検討委員会メンバーを中心に議論が進められた結果、来賓の招待や飲食の提供を止めるなど、式の簡素化を目指す方向でまとまった。
その一方で、新成人と世代的に近い先輩ゲストとの交流に力を注いだ。横粂勝仁さんと小泉進次郎さんの両代議士を迎えて、人生の進路などについての質問や意見交換を行う場を設定した。出演依頼やシナリオ作成は委員会メンバーがすべて手掛けているほか、当日の司会進行なども務める。また会場内に、「つぶやきボード」と題した掲示板を設置して、新成人となった今の心情などを書き込んでもらうという。
横須賀の新成人 ピーク時の半数に
横須賀市の新成人の数は、平成5年度の8893人をピークに減少が続いている。市の人口推計ではこの先もなだらかな減少傾向が続く見通しだ。昨年10月1日現在の住民基本台帳搭載人口を見ると、平成30年度に新成人を迎える見込みである12歳の人口は3746人。8年後には3800人を割り込むことが予測されている。
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