神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2011年1月21日 エリアトップへ

寒空に響くジャズの音色 週末の夜賑わす市井のジャズマン

公開:2011年1月21日

  • LINE
  • hatena
横須賀高校出身の秦野さん(=写真左)。青春時代を過ごした地はまさにホームグランド。湘南近辺の路上にも立ったが「ヨコスカは文化を受け入れる心が一番寛大」と話す。金曜夜は相棒の女性シンガーK帽(=写真右)とともに
横須賀高校出身の秦野さん(=写真左)。青春時代を過ごした地はまさにホームグランド。湘南近辺の路上にも立ったが「ヨコスカは文化を受け入れる心が一番寛大」と話す。金曜夜は相棒の女性シンガーK帽(=写真右)とともに

 気温5度。寒空の横須賀中央のYデッキ下。凍てつく空気に戦いを挑むかのように秦野(はたの)春樹さん(逗子市在住/62歳)が、年季の入ったテナー・サックスでジャズのスタンダードナンバーを吹き鳴らすと、閑散としていたあたりがにわかに活気付いた。彼の熱気に圧された通行人がしばし足を止めて聴いていく。馴染み客が近づいて”投げ銭”を置いていく姿も。金曜夜のおなじみの光景だ。

 ジャズミュージシャンの秦野さんが路上で演奏を始めたのは10年ほど前。かつての活躍場所だったピザハウスやジャズバー、グランドキャバレーが軒並み姿を消したことが理由だという。「場所がなければ自分で開拓するしかない。人に聴かせて、楽しませてこそ音楽。行き交う人を立ち止まらせることができれば、『やった』という感じ」と真冬の寒さも意に介していない様子。

 ”ジャズ流し”を自称しており、リクエストにも応える。「時には演歌もせがまれるが、そこはジャズ風の味付けで」と秦野さん。

 演奏に聴き入っていた年配客のひとりは「”ジャズの街ヨコスカ”も今は昔。市井のジャズマンとして頑張って欲しいね」とエールを送っていた。
 

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

横須賀版のローカルニュース最新6

全国制覇の県選抜 4選手が貢献

中学生女子ソフトボール

全国制覇の県選抜 4選手が貢献

4月17日

丸いキャベツに事故0(ゼロ)願い

丸いキャベツに事故0(ゼロ)願い

街頭で交通安全啓発

4月13日

ホテルとして再利用

黒川氏設計「中銀カプセル」

ホテルとして再利用

ソレイユの丘に今秋開設

4月12日

三浦一族しのぶ武者行列

三浦一族しのぶ武者行列

衣笠で6年ぶり開催

4月12日

柳家喬太郎が出演

秦野寄席

柳家喬太郎が出演

新作・古典の二刀流落語

4月12日

ビーチ際でド派手な演技

Wサーフィン「フリースタイルフェス」

ビーチ際でド派手な演技

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook