義援金と節電呼びかけ─市民有志ら 被災者支援の風吹かそう
今月11日に発生した東北関東大震災の被災者に対する支援活動が14日から市内でも本格化した。京急横須賀中央駅前では、市内の青年経済人グループ「横須賀青年八日会」のメンバーなどが通勤・通学客に募金を呼びかける姿があった。
「できることをやるだけ」
早朝7時のYデッキ。手製の募金箱を抱えながら「東北関東大震災の義援金募金を行っています。ご協力をお願いします」と声を枯らす男性がいた。その隣で女性が─明かりを消して、希望を灯そう─と書かれたチラシを配りながら節電の協力をうったえていた。その数およそ30名。
「被災地にくらべれば不自由無く生活出来ている僕らに、何かできることはないのか?」。同会メンバーの水沢洋さんが友人らに声を掛けて回り、賛同者を集めた。個人で開設しているブログでも協力を呼びかけるメッセージを掲載、これを見て駆けつけた人もいたという。
募金に応じた年配の女性は、「テレビで惨状を見て心を痛めた。気持ちだけも被災地に届けたい」と声を詰まらせながら千円札を投げ入れた。通学途中の男子高校生も財布から小銭を取り出して、「少ないけれど協力します。友達にも協力するよう話してみます」と言葉を残して立ち去った。
今回の活動について「義援金と節電を呼びかける我々の姿を見た人が、次のアクションを起こしてくれれば」と水沢さんはコメント。
この日集まった募金額は40万1016円。週内は主要駅で同様の活動を行っている。義援金は横須賀市を通じて被災地に届けられるという。
日本赤十字社横須賀地区では、市役所市民生活課と市内各行政センターに募金箱を設置して義援金の寄付を募っている。現状では人的ボランティアや物資の受付けは行っていない。
週末イベント軒並み中止
今週末に予定されていたイベントは軒並み中止、または延期の決定が下されている。市体育協会主催の「1万メートルプロムナード・ウォーク」は中止。馬堀中生が企画していた「無人島文化祭」はGWに延期。今月27日の「日米親善よこすかスプリングフェスタ」が中止となった。おとなり三浦市でも人気音楽イベント「ロックの学園」が中止に。チケットは払い戻しが行われる。
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