被災地に希望の灯りを 500本の竹灯篭、今月24日久里浜で
東日本大震災の犠牲者への追悼と東北地方の復興祈願を込めたイベントの開催を、横須賀青年会議所(横須賀JC)が中心となって進めている。メインとしているのが竹灯篭の点灯式。7月24日(日)の夕刻、久里浜ペリー公園を会場にろうそくを入れた竹灯篭約500本を灯し、被災地へ思いを寄せる。
募金協力者 ろうそうくに火
犠牲者2万人を超える大惨事となった先の大震災。点灯式は犠牲者に哀悼の意を捧げるとともに、今も不自由な生活を強いられている東北の人を励ます意図で企画された。竹灯篭のあたたかな光を「希望」に見立て、横須賀から照らすという。
発案は横須賀JC。竹灯篭の製作には、三浦竹友の会のメンバーが協力しており、ペリー公園の一角に並べられる。目玉となる大型オブジェも登場する。
竹灯篭は、横須賀市の友好都市である福島県会津若松市に寄付金を届けるための仕掛けでもあり、1口1000円以上の募金をすると点灯式でろうそくに火を入れることができる。会津若松市では現在、避難場所として多くの被災者を受け入れており、支援に役立ててもらう考えだ。
横須賀JCでは、広く寄付金の協力者を募っている。指定口座 三浦藤沢信用金庫(店番005)1332328「思いやりまつり実行委員会 実行委員長 持田 浩司」(振込明細表がろうそく点灯の引換えになる)に振り込むか、久里浜商店街の「ブティックミヤコ」「はしもと茶舗」の2店でも受付ける。
駅前通りで福島物産展
同日の昼間の時間帯を使って、「友好都市会津若松に届け! 思いやりまつり」と題した企画も催す。これには、久里浜商店会協同組合とほかの青年団体も協力。京急久里浜駅前の目抜き通りを歩行者天国にして、福島物産展やフリーマーケット、福島のご当地料理ブースなどで埋め尽くす。販売収益は福島原発事故による風評被害で経済的な痛手を受けている会津若松市に竹灯篭の寄付金と合わせて届ける。会津の伝統工芸品として知られる「絵ろうそく」の絵付け体験コーナーが設けられるほか、大震災の影響で出番を失った演者などに活躍の舞台も用意する。フリーマーケット、ステージイベントに関しては、参加(出店)してくれる個人・団体を募っている。
「被災地に対して『何とかしてあげたい』という横須賀市民の思いを結集する1日としたい。寄付金の協力とともに、当日は久里浜に足を運んでほしい」とイベントを取りまとめる横須賀JCの持田浩司さんは話している。
「竹灯篭点灯式」は午後7時から、「思いやりまつり」は午前10時から午後3時半。問合わせは、横須賀JC【電話】046・824・1061(木曜のぞく平日午前9時〜午後3時)
|
|
|
|
|
|
|
<PR>