チーム力結集し関東へ 大津中女子駅伝部 県大会2位で出場権
11月5日、横浜八景島・海の公園周回コースで実施された神奈川県中学駅伝競走で、大津中女子が2位に入り、関東大会出場の切符を手にした。男子の最高位は大津の8位。関東大会は12月4日(日)、同じ会場で行われる。
この大会には、先月22日に行われた横須賀市駅伝競走で上位3位以内に入った大津・久里浜・追浜(男子)、大津・田浦・岩戸(女子)の計6チームが出場。男子は6区間19・95Km、女子5区間12・48Kmのコースに、県内から男女各55チームが参加した。注目は、先月2日に行われた第64回神奈川県中学校陸上競技大会で女子総合優勝を収めた大津中女子。もともと、選手層の厚さには定評があり、市駅伝大会では後続を大きく引き離して5連覇を達成した実力あるチーム。昨年に続き、県大会での上位進出に期待がかかっていた。
大会女子は、混戦模様の中で、抜け出した茅ヶ崎(横浜市)が中盤から逃げ切り優勝。厳しい2位争いを制したのが大津だった。3区の橋本侑奈さん(2年)が区間1位を取るなど、メンバー5人が安定した走りを見せ、昨年の4位を上回る2位でゴール。岩戸は13位、田浦は24位に終わった。男子は、8位の大津が最高位。9位に追浜、久里浜は15位だった。
レースを終えて、大津の小松遼平監督は「1位で全国大会に出場、と目標を定めていたので一瞬、頭の中が真っ白になった」と話す。キャプテンの波木井愛さん(3年)も「1位を狙っていたので、とても悔しい」と振り返る。だが、監督のチーム評は「明るくて元気、素直で練習に対しては一生懸命なメンバーばかり。タイム的には平凡」と謙遜するが、「まとまると大きな力になる」と話す。メンバーは陸上部との掛け持ちなどで17人。朝と放課後、毎日20Kmの走り込みを行い、鍛えてきた。「関東大会では、(今回)県1位になった茅ヶ崎を超えたい」と生徒たちは口を揃え、持ち前の「気持ちの強さ」で関東大会の舞台に挑む。
高校では2校が関東に
また同日、山北町の丹沢湖周回コースで行われた神奈川県高校駅伝競走大会女子の部で、県立横須賀高と三浦学苑がそれぞれ4位・5位に入賞。両校とも、来週末に同会場で行われる関東大会の出場権を獲得した。さらに、この大会で優勝した白鵬女子高の1区を走り、区間賞を獲得した秋山桃子選手は鷹取中出身。中学校・高校ともに各大会で”横須賀女子”の強さが光った。
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