神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2012年1月20日 エリアトップへ

半年がかりで試食 武山小で地域ボランティアと米作り

教育

公開:2012年1月20日

  • LINE
  • hatena
「粘って重くなってきた」と力仕事に苦戦する児童
「粘って重くなってきた」と力仕事に苦戦する児童

 「すごく伸びる」「やっと食べられた、おいしい」―。昨年春の田おこし・田植え、年末の収穫・脱穀・精米を経た餅米。今月14日、武山小学校(黒岩一隆校長)で行われた餅つきで、ようやく子どもたちの手に渡った。

 同校で行われている「餅つき」は約50年続く伝統行事。長年、地域ボランティアが指導に携わり、近年では、4年生(121人)の体験学習として実施されている。

 今回、学校敷地内にある田んぼで収穫し、精米したのは約68・5kg。餅つきにはその半量近くを使い、まずは長い棒を使って、蒸した餅米を柔らかくし、続いて重い杵でついていった。また、同校の初代卒業生だという75歳のボランティアが勢いよく杵をつく姿を、児童が真剣な眼差しで見守る場面もあった。

 ついた餅は、各教室に戻った後、あんこ・きなこ・しょうゆといった思いおもいのトッピングで試食。残りはのし餅にして、来月実施する調理実習で独創的な「餅レシピ」作ってを楽しむ予定。さらに残った餅米は、給食の「自校献立」でおこわとして全校児童に振る舞われる。

 地域ボランティアのひとり、地元で農業に携わる鈴木正利さんは「便利になった時代に、自分の口に入るまで長い時間がかかり、多くの人の手を経ていることを体験できるのは貴重なこと」と話す。さらに、脱穀・精米に昔の道具を使用するなど、先人たちの知恵や苦労を学ぶ有意義な機会となっているようだ。
 

いつも食べているおもちとは「伸び」が違うよ
いつも食べているおもちとは「伸び」が違うよ

横須賀版のローカルニュース最新6

豆力士、土俵で奮闘

わんぱく相撲 横須賀場所

豆力士、土俵で奮闘

4月23日

「ピンクリボン」チャリティー講演会

エコやぎさんたら元気に食べた

エコやぎさんたら元気に食べた

環境にやさしい除草活動

4月23日

長井一帯を会場に

長井一帯を会場に

地域有志のフリマ企画

4月21日

猿島往来に「黒船」

猿島往来に「黒船」

トライアングル 新造船就航

4月20日

武者行列にあわせ新御城印

武者行列にあわせ新御城印

甲冑や旗など意匠に

4月19日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook