上町がコスプレの街に 初開催の「桜まつり」で若年層集客
上町の商店街と中央公園を舞台に初開催される「うわまち浪漫桜まつり」(3月31日(土)〜4月8日(日)/上町商盛会商店街振興組合、上町銀座商店会、中里通り商店会の主催)で、市内各地の花見スポットには無い光景が見られそうだ。アニメなどのキャラクターに変装したコスプレーヤーが街に繰り出したり、参加型ゲームではモンスターが登場したりと、ユニークな企画を用意している。
市文化会館そばにある中央公園には、ソメイヨシノやオオシマザクラをはじめ、大小約60本の桜が植えられている。商店街の会合で、この桜を地域で活用し、人を集めようと話題に上ったのがきっかけだった。
しかし、市内には数千本の規模で咲き誇る桜の名所もあり、各地で桜まつりが定番化している。上町連合商店街イベント実行委員会では「桜まつりとしては後発のため、独自の切り口で行いたい」と、子どもや若い世代をターゲットにすることを考案。近隣のファミリー層も視野に入れ、横須賀中央駅からの坂を登って上町に足を運んでもらおうと企画を練った。
サブカルで地域活性
そこで、2008年から文化会館でコスプレイベントなどを年数回開催し、昨年秋の「ヨコスカハロウィンフェスティバル」では約70人のコスプレーヤーを上町に集めた「Black Rose(ブラックローズ)」に相談。桜まつりでも商店街と連携することになり、今月31日と4月7日の2日間、コスプレーヤーが市内外から集まる予定だ。天候の影響などで当日何人来るかは未知数だが、同スタッフは、「いつもはコスプレのまま街を歩くことはご法度ですが、今回商店街などを堂々と練り歩くことができるのは魅力です。コスプレを含めたサブカルチャー全般で地域活性化に協力できる機会があれば、積極的に行っていきたい」と話す。
もうひとつの目玉企画は、4月7日・8日の「うわまちクエスト」と題した、参加体験型のロールプレイングゲームだ。「うわまち城下町」にモンスターが現れたというストーリーで、参加者は劇団員扮するモンスターとサイコロで対決。出た目の合計などを競う内容となっている。
追浜では4月にコスプレ講座が開講することから、同実行委員会では両地域間の連携も視野に入れ、上町を「コスプレのまち」としてPRする案も上がっている。また来年は地域の子どもに呼びかけ、同公園に桜の植樹をすることも検討している。
桜まつりの問合せは、【電話】046・822・4384(たかなし洋服店)へ。
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