市×日産による総合学習 博物館で科学する
横須賀市自然・人文博物館では、来月21日・22日に小中学生向けの科学系ワークショップを開く。追浜に生産拠点を構える日産自動車(株)との連携企画で、市内でも数少ない理科教育の場を提供する。三浦半島の自然と人文学を中心に展示してきた同博物館で企業と共同の科学系イベントを開くのは初めてという。
日産自動車(株)は社会貢献事業の一環として県内の小学校を対象に出前授業を実施。モノづくりの楽しさ・難しさを体験したり、エコカーの仕組みを学びながら石油燃料と地球温暖化といったエネルギー問題や環境問題を独自の視点から解説している。学校が休みになる夏期休暇中もよりたくさんの子どもたちに科学に親しんでもらいたいと夏イベントを模索していた。一方で、「科学館」を擁していない市も科学系分野を学ぶ場が少ない現状を把握。博物館の有効利用も含めた企画を検討してきた。こうして両者の思惑が一致し、同博物館初の企業連携型ワークショップが決定した。
日産は「車づくりを通した幅広い総合教育として楽しく学んでほしい」と話す。また、博物館は「科学に興味を持つきっかけになってくれたら」と語り、今回をモデルケースに今後も不定期開催していきたい考えだ。
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