手つなぎ一緒に避難 鴨居で初の合同防災訓練
敷地が隣接している市立鴨居中学校、小学校、保育園と鴨居幼稚園の合同避難訓練が、今月20日に行われた。管理管轄の異なる地域の教育機関が連携した初の取り組みで、子どもたち約1300人が高台にある公園まで一斉に避難した。
午前中に震度6の地震が発生し、大津波警報が発令されたと想定。大人の人手が足りなくなった際も小さな子どもが避難できるよう、今回鴨居中の運動部の生徒が保育園と幼稚園に向かい、園児の避難を援助。最終避難地の鴨居3丁目公園で合流した。非常ベルが鳴ってから25分後に点呼が完了し、教職員は「思ったよりも早く避難できた」と振り返る。
生徒も臨機応変に対応。溝のある小道を歩く際には、園児が危なくないよう自らが溝側に回りこんでつなぐ手を持ち替え、道の中央に誘導する姿も見られた。同校3年で陸上部の後藤文哉さんは「初めて通った道もあり、実際に避難する際の参考になりました」と感想を話した。
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