横須賀版 掲載号:2012年10月12日号
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横須賀日中友好協会の事務局長をつとめる 森山 三郎さん 大津在住 66歳

民間レベルで築く友好

 ○…今年は国交正常化から40年。領土問題を巡り厳しい対立関係にある日本と中国の友好を市民レベルで提唱する立場として「マイナス材料にしかならず不毛なこと」としきりに残念がる。当然、平和的解決が望ましいが「一時は断絶していた両国が肩を並べ、競い合うほどまでに接近している」と多面的に捉え、自分なりの解釈を示す。今後は友好だけでなく、平和共存が必要なのかもしれない。

 ○…出生地は中国・上海。生後3カ月で日本へ戻ったため当時の記憶はほとんどないが、帰国後も料理や言葉などの風習が生活の一部に自然と溶け込み、とても身近な存在だった。その後、高校・大学と中国語を学び、語学力を活かして現地企業にも勤務。現在は中国に自社工場を持つコンテナの製造販売業を営み、今日に至るまで常に中国の息づかいが分かる距離にいる。

 ○…ハルビン師範大学で日本語教師の役目を終え帰国した80年代後半、現協会の前身「中国人留学生を支える会」を発足した。国交正常化後、日本で学びたいと意欲を燃やす若者に心動かされ、慣れない土地で生活を送る学生を支援した。現在は人と人のコミュニケーションの基本は「言葉」と掲げ、中国語教室の運営に注力。緊迫した情勢ながら約70人の生徒を擁し、習得のサポートに回っている。また、中国へ進出する企業の語学研修といったニーズも対応し、橋渡し役も担う。

 ○…経済への打撃のみならず日本各地では交流事業の延期や中止、観光客のキャンセルなどが相次ぐ中、「こんな時期だからこそ」と今月21日に40周年記念講演会を開く。テーマは日中関係の現状と未来。相互理解の必要性は何も政府間に限った話ではない。民間でも隣国に関心を持ち、難しく考えず動くことが友好への一歩。「それは文化や言語、歌など何でも良いんです。私は中国現代史を勉強し直しますよ」と草の根運動の大切さを語り、自ら率先して体現する。
 

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