地元の自然歩いて触れて エコツアーと里山びらき
横須賀市は今年度、自然環境保全の新しい取り組みとして、「エコツアー」と「里山びらき」を開催する。豊かな海・山や歴史遺産に触れたり、里山でゲームをしたりと、身近な自然に親しみながら活用も考える。いずれも専用のホームページを開設しており、イベントの申し込みもできる。
3つのフィールドを案内
横須賀エコツアーでは、「猿島」「観音崎」「大楠・西海岸」の3つのエリアに分類。各地の自然風景や歴史遺産などに詳しい市民活動団体が案内する。
猿島では、「猿島公園専門ガイド協会」が担当する。同協会ではこれまでも企画ガイドを開催し、島内の植物や赤レンガなど時代背景の紹介を交えたツアーが好評を得ている。
観音崎は、20年の活動歴があり、動植物や歴史など豊富な知識をもつ同公園の「フィールドレンジャー」が案内する。約70・4ヘクタールの広さがある公園内には、明治時代に帝都防衛の役割を果たした砲台の跡や日本初の洋式灯台の観音埼灯台などに加え、季節ごとに姿を変える植物を見ることができる。
大楠・西海岸をガイドするのは、「おおくすエコミュージアムの会」。立石公園は、江戸時代の浮世絵師・安藤広重が描いた景勝地でもあり、日没の風景を撮影しに訪れるカメラマンも多い。前田川の遊歩道では、川魚や野鳥にも出会える。
ツアーは、エリアやテーマごとに専用のホームページ(【URL】http://yokosuka-ecotour.jp/)で日時やコースなどを案内している。直接申し込みもできる。
里山を肌で体感
一方の「よこすか里山びらき〜身近な里山づくりを目指して〜」は、市や事業者と連携しながら、市民が水田や雑木林などの手入れを継続的に実施。モデル地区の自然体験の場としても活用していく。
5月25日(土)には、里山活動連絡会、里山実行委員会、横須賀市の主催でイベントが開催される。午前の部(10時〜正午)では西コミュニティセンター集会室を会場に、里山の生き物などについて学ぶほか、横須賀の里山の魅力や展望についても考える。申し込みは不要、直接会場へ。
午後の部(1時半〜3時)ではモデル地区の長坂活動区域(沢山池周辺)を訪れ、自然体験をする。
内容は【1】自然観察会(小学4年以上)、【2】里山林の手入れ体験(小学5年以上)、【3】親子の自然あそび(3歳〜小学3年)。定員はそれぞれ抽選で20人。いずれも専用のホームページ(【URL】http://yokosuka-satoyama.jp/)から申し込みができる。
イベントに関する問合せは横須賀市環境企画課自然環境推進担当【電話】046・822・8528へ。
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