神奈川歯科大 人体標本の資料館
稲岡町にある神奈川歯科大は敷地の一角に実物の人体標本などを展示する資料館「人体標本と100年史」を開設した。解剖学の発展に大きな足跡を残した同大名誉教授の横地千仭(ちひろ)氏が在任中に献体を受けて作製した220体の標本をまとめた。医療の発展に寄与することを目的としたもので、医療従事者や看護・介護を志す学生に限って公開する。
今月17日に行われた開館式典で、初代館長に就いた同大の鹿島勇理事長は「人体の神秘を通して明日への活力になることを願う」と挨拶した。
資料館では開学して103年という同大の歩みも紹介。戦前には敷地内に海軍機関学校があり、英語教師として教鞭をとっていた芥川龍之介が翻訳したレオナルド・ダ・ヴィンチの手記などが飾られている。
|
|
|
|
|
|