地産スイーツ定着めざし 生産者と菓子職人の連携で
横須賀産のカボチャを使ったスイーツの新商品開発に地元の若手生産者と和菓子職人が挑んでいる。試作品としてこのほど完成したのが「かぼちゃ饅頭」。自然の素材を大切した繊細な味わいが特徴だ。原材料の確保や販路の開拓などはこれからだが、農・商の直接連携で地産地消の新ブランドとして確立させたい意向を示している。
第一弾は「カボチャ饅頭」
現在、出荷のピークを迎えているカボチャはキャベツ、ダイコンに次ぐ横須賀の主要産品。年間で1290トンもの生産量がある。
饅頭の原材料となるカボチャを提供するのは、若手農業者グループ「若耕人,S」の岩澤安史さん。水分が少なくホクホク感が特徴のみやこカボチャをスイーツ専用とした栽培した。
これを受けるのが逸見で和菓子店「あいざわ菓子舗」を営む相澤昇さん。素材の持つ豊かな風味を活かしながらほっくりとした食感の餡を新たに開発。表皮にもカボチャを練り込み、ヘソには種を添えた。相澤さんは「カボチャの糖度の高さに驚いた。和菓子の素材として面白い」と話している。
今回の試作品は7月26日(金)から28日(日)まで新港町のよこすかポートマーケットでテスト販売を行う。岩澤さんと相澤さんが売り場に立って消費者に直接感想などを聞き、商品力向上に役立てるという。販売価格は1個105円。旬の季節の限定商品として売り出し方に工夫を凝らしていくことも検討している。
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