飲食店と地域の活性化策として「ちょい呑み」イベントが広がりを見せている。街歩きを楽しみながらハシゴ酒を楽しんでもらう趣向で、チケット購入者に各店がドリンク1杯と自慢の料理を提供する。常連客獲得につなげたいと、サービスメニューを用意する店舗も多く、利用者から好評を得ている。
横須賀中央地区では昨日「第2回横須賀ちょい呑みフェスティバル」が開幕、24日(土)まで実施される。JR横須賀駅から横須賀中央一帯の約120店が参加。第1回は2月に行われ、会社帰りのサラリーマンやOLらで賑わいを見せた。3枚つづり2500円のチケットは3日間で1150枚を売り上げたという。今回は、前回の評判を聞きつけた店舗などが新たに30店加わり、エリアは米が浜通りまで拡大。主催者は1500枚のチケット販売を見込んでいる。酒類メーカーも拡販の好機とばかり、イベントに合わせて投入したご当地カクテルを無料で振る舞うなど、自社商品の売り込みに懸命だ。
追浜では「バルめぐり」の名称で8月27日(火)・28日(水)に企画している。中央地区と同じ仕組みで29店が参加する。追浜駅を基点にコンパクトなエリアで楽しめるのが特徴。平日の開催は周辺に点在する工場で働く従業員などの誘客を狙ったもので、2月に実施した前回は労働組合などを通じて参加を呼び掛けたことが功を奏し、2日間で1600枚のチケット販売を記録した。
先月に行った企画が大当たりしたことで急きょ開催を決めたのが衣笠だ。8月29日(木)・30日(金)・31日(土)、9月1日(日)の4日間で「衣笠宵酔(よいよ)いフェスティバルVol・2」を催す。独特の雰囲気を醸すリバーサイド横丁(並木ビル)を中心に展開。チケット制ではなく、700円均一のちょい呑みセットを各店が用意する。変わり種企画として、会津の蔵元から取り寄せた地酒の試飲会(30日・31日)なども行う。
ちょい呑みイベントは三浦市三崎にも飛び火。9月7日(土)・8日(日)に地区の28店が参加して行われる。家族連れで楽しめるよう、昼間のスタートとしている。
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