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横須賀版 公開:2013年8月30日 エリアトップへ

鶴久保小奈須川君 負けん気誰よりも強く レスリングで全国3位

公開:2013年8月30日

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「将来はオリンピックに出たい」と笑顔で話す将暉君。試合を通し全国のライバルたちと勝負するのが楽しみだと言う
「将来はオリンピックに出たい」と笑顔で話す将暉君。試合を通し全国のライバルたちと勝負するのが楽しみだと言う

 先月北海道で行われた「全国少年少女レスリング選手権大会」で、鶴久保小1年の奈須川将暉(しょうき)君(大楠ジュニアレスリングクラブ所属)が3位に入賞した。

 将暉君は大会1週間前に40度近い熱を出し、本調子といえないコンディションの中で奮闘。体が思うように動かない悔しさから試合の途中で泣き出す場面もあったが、僅差で3位を勝ち取った。「体調が心配でハラハラしながら見守った」と父親の哲也さんは振り返った。

「帰りたくない」

 将暉君が初めてレスリング場を訪れたのは3歳の頃。7つ上の兄・良太君の「おまけ」として遊び感覚でクラブに通った。広い格闘場やマットが新鮮で、レスリングより遊ぶ方に夢中だったという。将暉君のやる気に火がついたのは半年後。新しく移ったレスリングクラブでもいつもと同じように遊ぶ将暉君に、船生知成コーチの雷が落ちた。「『遊んでいるなら帰れ』と活を入れたら泣きながら『帰りたくないです』と言ったんです。見込みがあるかも、とそのとき思いました」と船生さんは話す。

 背筋と首を鍛える基本練習「3点倒立」。将暉君はクラブで1人だけできなかったことにショックを受け、自宅で1人黙々と練習。3カ月かけ自分のものにした。ルールも覚えきれていない初めての試合では、負けた直後に「もう一回やりたい、もう一度やれば必ず勝てる」と泣いて懇願した。周囲もその自信と負けん気の強さには驚いたという。

 普段は初対面の人が相手でもおしゃべりで笑顔が絶えない将暉君。しかし一旦マットに上がるとガラリと雰囲気が変わる。5月に行われた東日本大会では、連敗を喫しているライバルに決勝でリベンジし見事優勝した。

 「練習は辛いけど、我慢して続ければ必ず強くなれるから」。次の目標に向け、厳しい練習は続く。
 

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