市立浦賀中学校のサッカー部が、今月19日から岐阜県で行われた「全国中学校サッカー大会」に初出場した。市教育委員会スポーツ課によると、関東大会以上に進んだのは横須賀ブロック(横須賀・三浦・逗子・葉山)で初めて。
7〜8月の県大会で準優勝を果たし、関東への切符をつかんだ同校サッカー部。関東では連戦を戦い抜き7位入賞し、全国出場枠に滑り込んだ。
迎えた全国初戦。在校生や卒業生、引率教員に加えて他校の教員ら約100人が応援に駆けつける中、鹿児島の神村学園と対戦した。浦賀は試合開始早々先制。リズムにのりたかったが、相手の攻撃力が勝り2-7で敗れる結果となった。
だが、部員達はサッカーの技術だけでなく精神面でも大きな成長を遂げた。昨年夏には、顧問の熊谷健太郎教諭の出身地である宮城県南三陸町に遠征。現地のサッカー部員と交流した。キャプテンの増島大貴さん(現3年)は、「サッカーができる環境があることに感謝するようになりました」と話し、チーム内の意識の変化を話す。この夏全国大会から帰った後も、駅頭で募金活動を実施。社会貢献に取り組んできた。
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横須賀のサッカーは、男女ともにレベルが上がっている。三浦学苑は昨年インターハイで優勝し、湘南学院女子は2年連続で同大会に出場した。横須賀サッカー協会の鈴木武俊会長は「市内の競技人口は5千人を超え、今後人材育成の場も増えそう。浦賀中の全国大会出場は大変素晴らしいこと。結果こそ残念だったが、更なる高みをめざして頑張ってほしい」と話した。
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