小泉進次郎代議士 「正面からの議論を望む」 原発のあり方に意見表明
地元選出の衆議院議員で復興大臣政務官の小泉進次郎氏が今月18日、市内のホテルで講演を行い、父親である小泉純一郎元総理の「原発ゼロ」発言を引き合いに出し、「問題点の深さと広さが半端ではない。推進・反対の立場で正面からの議論を望む」と発言した。青年経済人が集う「神奈川県商工会議所青年部連合会」主催の会合での一場面。
小泉氏は冒頭から核心の問題に切り込んだ。「原発をすぐに止められるとは思っていない」と自身の考えを明らかにした上で、「(原発政策を)あいまいなまま進めたら将来に向けてけじめがつかない。変わることができるきっかけは今だ」と述べた。
復興大臣政務官として被災地を精力的に回っている立場から「震災がなかったかのような振る舞いが目立っている」との苦言も呈した。震災後の日本のあり方に各人が考えを巡らせる必要性を強調。「歴史の分水嶺に立っている意識を持って」とメッセージを発した。
三浦半島をはじめ全国的に急進する人口減少社会への対応策についても持論を展開。「ひとつの論点として減少分を移民で受け入れる考えはどうか」と提言。労働力人口を補う手立てとして、「介護や看護、法律などの分野で積極的に外国人を迎えるべき。雇用の流動化は世界的なトレンドでもある。現実課題から目をそらしていはいけない」と受け皿づくりを進める重要性を唱えた。
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「ピンクリボン」チャリティー講演会4月23日 |
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