買い物ついでに栄養相談 福祉大生が店舗に出張
県立保健福祉大は今月17日と19日、買い物客を対象とした栄養相談会「AMF栄養ケアステーション」を新港町にある「よこすかポートマーケット」で開設した。同大学では、国が推進する「機能性食品」を活用した健康増進計画に研究協力しており、今回はその周知活動も兼ね、試験的に市民向けの栄養相談会を実施。「食事改善のアドバイスを受け、すぐに食生活に取り入れてもらえたら」と帰りがけに食品を購入できるよう「よこすかポートマーケット」に協力を仰いだ。
「機能性食品」とは、抗アレルギー作用のある「高メチル化カテキン」など体の機能を調整してくれる成分を多く含む食品のこと。ビタミンなどのように必要不可欠ではないが、摂取することで体調を整える効果があるといわれている。
来場者はまず、タッチパネルで生活習慣や食事状況を選択し、現在の食事バランスが書かれた栄養診断表を印刷。それを元に、管理栄養士の資格をもつ教員や大学院生がその場で食事のアドバイスや効果的な食材を紹介した。こうした校外での活動は、学生が普段の勉強の成果を発揮する場となるだけではなく、利用者にとっても管理栄養士の話を聞ける貴重な機会として期待されている。会場では2日で50人近くの客が相談に訪れ、管理栄養士の話に興味深く聞き入っていた。
今後の実施は未定だが、同大学担当者は「継続的に開設することも検討している」と話した。
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