(PR)
3月15・16日「美術鑑賞の日」(市民無料観覧日) 横須賀美術館 海辺で日本画鑑賞の贅沢
横須賀美術館(鴨居4の1)では、多くの市民に芸術作品に親しんでもらおうと、3月15日(土)・16日(日)の両日を「美術鑑賞の日」(市民無料観覧日)とした。横須賀市民は無料で観覧できる(公共料金の領収書や運転免許証など市内在住を証明するものを持参)。
現在、開かれているのは「海辺のミュージアムでみる日本画展」と題した企画展。同館が所蔵する日本画180点のうち、横山大観や竹内栖鳳を含む約60点の選りすぐりの作品を間近で見ることができる。会期は4月13日(日)まで。
─ ─ ─ ─
「日本画」は、油彩画のようなカンヴァスではなく、和紙や絹に膠(にかわ)で溶いた天然の絵の具で描かれている絵画を総称したもの。西洋画と区別される意味で「日本画」という表現が一般的になったのは、明治中期ごろ。だが、その手法や様式・画材は、それよりも遥か数百年以上前から綿々と引き継がれてきた。日本の風土や日本人の感性、美意識によって守られてきた文化とも言える。
今回の企画展では、近現代を代表する日本画家の所蔵作品を一挙に公開。「日本画独特の画法や色づかい、新世代の作品まで多彩な表現を感じ取ってください」と同館学芸員の冨田康子さんは話している。
鑑賞の楽しみ方
日本画というと思い浮かぶ「掛け軸」や「屏風」。明治以前では、調度品の一部として描かれることも多く、独特の大きさ・長さを持つものも多い。屏風ならではの存在感は日本画の表現があってこそ。また、掛け軸は対になっているものも多く、1点だけでは完成しない構図や佇まいも、じっくり見ておきたい。さらに、自然や風景を表現した作品の多い日本画を海に面したモダンな美術館で鑑賞する-という意外性も、時間を忘れて楽しめるはずだ。
観覧料は一般500円、高大・65歳以上400円、中学生以下無料。開館時間は午前10時から午後6時。
問合せは【電話】046・845・1211【URL】http://www.yokosuka-moa.jp/
|
|
|
|
|
|