追浜地域運営協議会(澄川貞介会長)は3月14日、災害時の援助活動に関して、関東学院大学(金沢区・規矩大義学長)と協定を締結した。追浜地区に隣接し、商店街などで連携した活動を行っている同大学。追浜本町に学生寮(定員180人)と鷹取町に剣道部の合宿所(定員32人)があることから、避難所の運営や地域住民の救護活動などの協力関係を結ぶことになった。市内の地域運営協議会が主体となって、協定を結ぶのは初めて。
同協議会の澄川会長は「追浜地区は高齢化に対する課題も多い。大学生の若い力を借りることができて心強い」と挨拶。LEDライト付きのヘルメットも貸与された。同大学の小山嚴也・学生生活部長は「地域と関わり、学ぶことも大切。街の人と交わって成長してほしい」と話し、地域と学校の連携を再確認した。
夏島小に避難階段
当日、同協議会メンバーらは、夏島小学校に昨年末設置された避難階段も見学した=右写真。同小学校の避難経路は学校前の道路に出て迂回しなければならず、安全性に疑問の声が上がっていた。同協議会では市に対して要望を出すなど、設置を後押し。避難階段は校庭のプール横に設置され、これまで15分近くかかっていた避難時間も半分に短縮したという。山本信子校長は「導線が確保されたことでより安全に避難できるようになった。様々なケースを考えながら、訓練を行いたい」と話している。
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