久里浜に本社を置くウスイホームが2013年度不動産売上げで、神奈川県内不動産会社2011社中ナンバー1に輝いた(帝国データバンク調べ)。厳しい状況にある三浦半島経済にあって着実に成長を遂げている。業績好調の理由を、グループを統括する臼井伸二会長に聞いた。
──不動産売上げで県下ナンバー1になりました。業績好調の要因を聞かせてください。
「創業時から掲げている『住まい・暮らしのワンストップ・サービス』という企業コンセプトが地域に定着してきたことでしょう。生まれてから相続に至るまで、ライフステージのすべてに対応していこうと、住宅関連事業を軸に、保険や保育施設も展開。『ウスイ』に何度も足を運んでもらえる仕組みを構築できたことが一番の成長要因です。地域に根差したサービスの提供。これを愚直に実践してきたことが景気の影響を極力受けずにいられる理由だと思います」
──高齢者の住宅ニーズや資産活用の相談などに応える専門事業部も設け、グループの事業体制はさらに強固なものとなっています。
「高齢化社会の到来は、住宅事情に大きな変化をもたらしています。住宅購入層の多くが高齢者となり、住み替えの必要性などの問題を抱えています。こうしたケースで先のワンストップ・サービスが強みを発揮します。持ち家の処分から、高齢者施設の案内まで、すべて解決できる体制を整えています。元気なうちから老後の準備をしておくことも提唱。セミナーを開き積極的に情報提供しています」
──不動産ニーズに軸足を置きながら、今後は生活支援に注力していくということでしょうか。
「三浦半島は高齢化と並行して人口減少の問題も抱えています。これの解消策の一つと考えるのが、働く女性を支援する体制づくり。金沢文庫ですでに保育施設を運営していますが、横須賀でも手掛けたいと思っています。若い世代を呼び込むための環境整備が必要不可欠です」
──県内売上ナンバー1を冠したキャンペーンを展開しています。
「期間中(11月末まで)に契約していただいた方の中から旅行券10万円分などをプレゼントするものです。感謝の意とともに、この間の売上の一部(目標100万円)は被災地へ寄付することを決めています」
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