映画「ゴジラ」が生誕して60周年、「くりはま花の国」にゴジラのすべり台が設置されて15周年という2つの節目にあたる今年。久里浜商店会協同組合では、商店街活性化策の一環として12月23日(祝)に、ゴジラにちなんだイベントを催す。当日はシリーズ全28作中の第1作の映画上映や着ぐるみが登場するなど、商店街がゴジラ一色に染まる。
目玉は第1作映画上映
ペリー提督上陸の地として知られる久里浜だが、もう1つ地域に親しまれているシンボルがある。「くりはま花の国」の冒険ランドにそびえるゴジラのすべり台だ。
今年、設置15周年を迎えたすべり台。そのおひざ元にある同商店街では、協同組合と商店会青年部team黒船 KURIHAMAのメンバーが立ち上がり、ゴジラの還暦祝いと併せたアニバーサリーイベントを企画した。これまでにも”ゴジラ”をテーマにした地域密着のイベントを開催し、好評を博しているが、今回は2つの”ゴジライヤー”を記念した拡大版。1日丸ごとゴジラにちなんだ催しを行う。
イベントの目玉は映画「ゴジラ」の上映会。平成ゴジラシリーズ6作の特技監督で、すべり台の製作に協力した、川北紘一氏のもとを青年部メンバーらが訪ね、イベントへ懸ける思いを直談判。映画会社などと交渉を経て、実現に漕ぎつけた。上映作品は「ゴジラ60周年記念デジタルリマスター版」。1954年に公開され、961万人の観客を動員した第1作目を最新技術で復元したもの。
そのほか、着ぐるみとの写真撮影、声の大きさや表現度を競う鳴き声コンテスト、車の外装にゴジラのイラストを自由に描けるコーナーなどを用意している。
久里浜商店街では、今年8月から毎月1回、大型イベントを行ってきた。30年ぶりに限定復活した夏祭りや初開催の音楽フェスティバル、ハロウィーン、ご当地グルメコンテストといった年齢性別問わず楽しめる催しを、地元企業や学校、行政と連携して実施している。大型商業施設の進出などで商店街離れが進む若い世代の来街にも好影響を与えており、同商店会協同組合の森下守久理事長は「イベントを通して、将来の久里浜を担う子どもたちの郷土愛も育めたら嬉しい」と話している。
地元楽団がテーマ曲演奏
今年8月、久里浜で誕生した市民楽団「黒船吹奏楽団」は、ライブパフォーマンスでイベントを盛り上げる。今回は市立久里浜中学校と県立海洋科学高校との息の合ったコラボレーションを披露。総勢約70人が出演し、ゴジラのテーマ曲やクリスマスソングなどを合奏する。
本番まで1カ月を切り、いよいよ練習も佳境。会社員、主婦、大学生などで構成される社会人楽団のため、忙しい時間の合間を縫って練習に励む=写真。
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