玄関先にサンタクロースが現れて、「メリークリスマス!」と言われたら―?望洋台町内会に21日(日)の夜、赤い洋服に白い髭、プレゼントの入った大きな袋を背負ったサンタクロースがやってくる。
「町内の子どもたちにクリスマスのサプライズを」と同町内会の子ども会が企画したもの。サンタ役は、町内在住のアメリカ人。当日は、子ども会に参加している家庭約30件を巡り、直接プレゼントを渡していくという。体格もがっしり、まさに子どもたちが夢に描いているサンタクロースの風貌だ。「本物の英語でメリークリスマスと呼びかけられたら、子どもたちも驚くかもしれませんね」と、同町内会の副会長・諏佐哲太郎さんは話す。
町内の絆 次世代に
盆踊り・餅つき大会・バザーといった催しや季節のお祭り、趣味のグループなども活発な同町内会。約400世帯が所属し、住民が気軽に参加できるイベントや防災活動、清掃なども積極的に行っている。その参加率も高く、隣接する町内会からも注目されているという。
描いているのは、子どもから高齢者まで共助のまちづくり。同町内会も他地区同様に高齢化が進んでいる。さらに少子化が叫ばれている中で、「子どもたちにとっては、この町がふるさとになる。住んでいてよかったと思えるように」との想いもある。「子どもが喜ぶ企画を考えることで、私たち大人も元気をもらっている。基地の町で、外国人も多い横須賀ならではのサプライズ企画。こうした活動が、世代間の交流や地域活性化の一助になれば」と諏佐さん。
当日のサンタ訪問を知っているのは保護者のみ。子どもたちが、どんな笑顔でサンタさんを迎えてくれるのか、大人も楽しみにしている。
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