市独自の特設ページ開設
横須賀市は、Google社が提供するスマートフォン用アプリゲーム「Ingress(イングレス)を利用した集客事業をスタートさせた。位置情報機能を用いたゲームで、世界中で800万以上ダウンロードされているなど高い人気を誇る。プレイに課金制度はなく、無料で楽しめる。
世界各地にある史跡や神社仏閣、目印となるマスコットなどを仮想空間の拠点(ポータルと呼ぶ)に見立てて陣地を取り合うルール。実際の場所を訪れると、ゲームを有利に進めることができるアイテムが手に入ったり、レベルが上がりやすくなったりするなど、ネットとリアルを融合させている点が大きな特徴となっている。こうしたゲームの性質を活かし、横須賀市内に意図的にポータルを設けて、国内外のゲームユーザーの来訪を促していく。
ポータルの設置でコンビニ大手のローソンが1万店規模のタイアップを図っている事例などはあるが、自治体として関与するのは岩手県に続いて2例目。新たな地域振興策として注目を集めそうだ。
横須賀市内のポータルの数は、現時点で1300〜1400あるという。主要な観光スポットだけでなく、紹介したい、または訪れて欲しい場所をルート化して誘導することもできる。
横須賀市は観光情報サイト「ここはヨコスカ」にイングレスの特設ページを開設。同ゲームに精通した4人のユーザーの監修協力で、横須賀での楽しみ方などに特化した情報発信を行っている。
猿島航路を運航するトライアングルも企画に賛同。猿島チケットを購入する際に、同ゲーム画面を提示すると乗船料が半額となるサービスを来年の2月28日(土)まで実施する。閑散期となる冬場の集客につなげたい意向だ。
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