横須賀・三浦地域シンポジウム 「転入呼び掛けが鍵」 地域活性 市長らが持論展開
三浦半島の人口減少対策と経済振興を考えるシンポジウムが今月23日、セントラルホテルで行われた。(一社)神奈川県経営者協会の主催で、地元企業の経営者など約90人が参加。吉田雄人市長や京浜急行電鉄(株)の田中伸介専務取締役らが登壇、それぞれの立場から地域活性の道を説いた。
吉田市長は、20〜40代の転出者状況が全体の約16%であり、近隣自治体と比べて同レベルであるにも関わらず、市外からの転入数が少ないことを問題視。一方、アンケート結果では市民の居住満足度が高いことから、「都市イメージの発信不足が原因」と持論を述べた。子育て世代を応援する政策や住みやすい住環境など街のイメージアップを図った冊子を市外配布し、観光だけでなく「住む街」として選ばれる必要性を論じた。
田中氏は、「鉄道会社だからできる交流の創出」というテーマで講演。先ごろまで行われていた「三浦海岸桜祭り」の車内PR活動を例に挙げ、「非常に盛況。週末は昼食難民が出るほどだった」と評価。「今後も電車をただの移動手段としてではなく、プロモーションメディアとして機能させていきたい」と述べた。
首都圏近郊の人を三浦半島に呼び込む策として、三浦の観光スポットを周遊し、ビンゴの要領で景品をゲットできるスマートフォンアプリ「みんゴ」を紹介。今月23日から期間限定で配信しており、市や携帯電話会社とコラボして、観光集客を促していく狙いだ。
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「ピンクリボン」チャリティー講演会4月23日 |
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