「年に1度、この作品展のために家族が集まるんです」。そう話すのは、根岸町に住む岡本旦夫(あさお)さん(71)。妻の育子さん、娘の美奈子さん・久美子さんと共に開く家族展「父と娘の三人展プラス」が、今回で10回目を迎える。
元原子力発電所の機械設計職。定年退職を機に、以前から続けていた創作活動に没頭するようになった。近隣の何気ない風景や、ハイキングで訪れた富士山や尾瀬の景色を、水彩や油絵で丁寧に描き上げる。
長女の美奈子さん、次女の久美子さんとは、「小さい頃、雨の日は決まってお絵かきして遊びましたね」と懐かしむ。2人の娘はすでに実家を出て都内で生活しているが、版画や油絵などの制作を趣味で続けているという。
家族展のきっかけは、「作品展を一人でやるのは恥ずかしい」と岡本さんが娘たちに相談したことだ。妻・育子さんも写真や五行歌で華を添える。仕事が忙しくなかなか帰省できないが、このときばかりは家族で顔を合わせゆっくり話をする。「4人とも作風はバラバラ。でもそれが逆におもしろいのかもしれません」
会場は汐入町の産業交流プラザの交流サロンで、明日23日(土)から28日(木)。午前10時から午後6時(初日は正午スタート、最終日は午後5時まで)。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|