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横須賀版 公開:2015年6月19日 エリアトップへ

先月末に行われた全日本ジュニアパワーリフティング選手権66キロ級で優勝した 鈴木 豪さん 久比里在住 20歳

公開:2015年6月19日

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恩返しは世界の表彰台

 ○…「世界への扉を開く」。その一心で臨んだ今大会。優勝候補筆頭のライバルが目の前で、ジュニア日本記録を出したが、動揺しなかった。「できることをやるだけ」と自らに言い聞かせ、その記録を更に塗り替える262・5キロを成功。日本記録連発の激戦を制し、9月にチェコで行われる世界大会の切符を手にした。

 ○…競技を始めてからまだ2年弱。大学入学後は何をするでもなく、授業に出て、バイトでお金を貯める普通の大学生だった。そんな人生を一変させたのがパワーリフティング。「少し痩せたかった」という軽い気持ちで、1年生の夏から通学途中にあるジムに週3回ほど通い始めた。しばらくは体を動かす程度だったが、その頃行われた世界大会をネット中継で見て、意識が変わった。「あんな風になりたい」。いつしかジム通いは週5回になり、通学のついでではなくなっていた。

 ○…記録も伸びていき、順調な成長ぶりを見せていた昨秋、腰に違和感を覚えた。そのまま練習を続けていると、日常生活にも支障をきたす大きな痛みとなった。「腰椎分離症」―。原因は練習過多だった。しばらく競技から離れることになり、焦りもあったが「勢いだけの自分を見つめ直せた」と今では前向きに捉えている。それまで力任せにバーベルを上げていたが、技術やフォーム、体のケアの重要性に気付き、研究を重ねた。その改善が今回の優勝につながったと感じている。

 ○…「余暇はほとんどない」と話す。全て自費の遠征費を捻出するためステーキ屋でのアルバイトは欠かせない。勉強も疎かにできないため、自宅でストレッチをしながらその日の復習。そんな多忙な日々を支えてくれているのが練習の補助をしてくれるジムの会員やトレーナー、そして何より金銭面の援助や栄養価の高い料理を作ってくれる家族。世界の表彰台に立つことでお世話になった人たちへ最高の恩返しをする。

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