巨大で勇壮な獅子が、安浦地区を練り歩く―。今月26日(日)に行われる春日神社(三春町)の祭礼に、推定約160年前に作られたとされる雌雄の「田戸大獅子」がお目見えする。
地元町内会が昭和8年に編纂した資料によると、幕末のペリー来航で混乱した市民の不安を拭うため、当時の聖徳寺の和尚を中心に作ったものだという。郷土史家の山本詔一さんは、「当時はコレラが流行り、厄払いで作られることがあった」という。昭和30年代には、神輿と共に町内を渡御していたという獅子頭。当時を知る人は「リヤカーに乗せて、紅白の綱で引っ張っていた」と話す。
3年前、祭礼に登場しなくなり、倉庫で保管されていた獅子頭を見た田戸台の安部春男町内会長が「歴史的価値があるのに眠らせておくのはもったいない」と一念発起。約50年ぶりに春日神社の祭礼に合わせお披露目された。
当日は、軽トラックに乗せ、正午から富士見町〜田戸台を神輿と共に回る。
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