横須賀商工会議所は、地域で採れた(獲れた)食材を地域の人が消費する食の循環を推進する「地産地消サロン」を立ち上げた。食に携わる市内6つの事業者がキックオフメンバーに名を連ねており、彼らが伝道師となって地元食材の魅力をアピールしていく。食を通じて”地元愛”の醸成を図っていくことが主な狙い。
具体的には、飲食店が開発した新メニューなどを多様な立場の市民に食してもらい、意見を反映させながら完成させる。地元生産者の食材を直接購入できる場の創出なども手掛けていく。
取組みの第一弾として、働く女性らの声を取り入れた丼メニュー「彩り野菜の横須賀ごはん」を汐入町のカギロイのオーナーシェフ松田一希さん=写真=が誕生させた。女性が食べやすい野菜の大きさやご飯の量に加え、ネーミングのアドバイスを受けた。すでに店内メニューとして提供しており、女性客から好評を得ているという。
同サロンでは、次の仕掛けとして猿島産ワカメに着目。飲食店でのメニュー提供だけでなく、味噌汁の具やサラダ以外の新しい食べ方なども提案していく。
平松廣司会頭は「(商議所では)人口減少の解消策として、住みよさの向上に努めている。食の分野で市民の満足度を高めていくことは大いに意義がある。今回の取組みを事業者、市民が一体となって進めていきたい」と抱負を話した。
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