地域の消費拡大を促す20%のプレミアム付きプリペイドカードが、今月27日(金)から衣笠商店街で販売される。利用可能額12000円分のカードを10000円で購入でき、同商店街の50店舗で使用可能。商店街利用者の動向調査などを目的にした横須賀市の実証実験として行われる。
横須賀市の実証実験
今回販売されるプレミアム商品券は紙媒体ではなく、カード型。県内初の試みで、全国的に見ても京都府亀岡市や千葉県千葉市など数例しかない。市の担当者は「カード媒体の普及が、商店街活性化につながると感じた」と経緯を話す。加えてインバウンドや東京五輪などで訪日客の増加を見込み、将来的な外国人の使用可能性を模索する取組みでもあるという。
「衣笠商店街プレミアム商品券」と銘打たれた今回のプリペイドカード。各参加店舗に設置された専用端末機にカードを通すだけで自動的に精算が行われる。従来の商品券と違い1円単位での買い物も可能。市が残高照会専用のタブレット端末も各店に貸与しているので、カード残額もその場で確認できる。
独自の販促活動も
衣笠商店街では実証実験に手を挙げた夏頃から各店舗に協力を依頼、今回は50店舗が参加する。「今夏に実施したプレミアム商品券同様、商店街の買い物に活用してほしい。クリスマス、年末年始シーズンに重なるので、商店街全体の売上げ増に貢献してくれれば」と同商店街の木継芳孝さんは”カード効果”を期待する。
独自の販促活動も行っていく。販売時にダブルチャンスとして、商店街で使える商品券のくじ引きを実施(先着2000枚で500円×800本)。付加価値を高め、更なる集客増を図る。
また、同商店街では既存のポイントカードシステムを来春に終了し、タブレット端末を使用する新システムに、来年2月から順次切り替えていく予定。積極的にカード媒体を導入していく方向だ。
市の負担で行われる実証実験の期間は来年1月31日(日)まで。それ以降も端末を使用することはできるが、商店街の自己負担となるため、継続利用については状況を見ながら検討していくという。
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販売期間は11月27日(金)から29日(日)の午前11時から午後4時まで。場所は衣笠仲通り商店街の西友入口角。 2500枚販売、先着順で売切れ次第終了(余りが出た場合は30日(月)以降、同商店街サービスセンターで引き続き販売)。1人5枚まで。
問合せは同商店街事務所【電話】046・851・2310
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