衣笠コミセン講座 高校生ら”等身大”演じる 来月公演に向け猛特訓
市内在住・在学の高校生で構成されるミュージカルグループ「劇団叶夢(げきだんかむ)☆he(ひ)re(あ)」が1月24日(日)の公演に向け、稽古に励んでいる。同劇団は若者の夢を応援する目的で、衣笠コミュニティセンターが企画した講座から生まれたもの。総監督は元劇団四季の舞台俳優で、岩戸出身の武藤寛さんが務める。今回演じるのはメンバーらで考案したオリジナル劇「アスパラガス〜今でなければ〜」。周りに流されがちな女子高生が神様と出会い、自らの夢や周囲の人間関係に葛藤しながら成長するストーリーだ。
プロからの指導も
「ここで夢を叶える」という意味が込められた「劇団叶夢☆here」は8月末のオーディションを経て、10人の劇団員と5人の舞台裏で構成されている。ほとんどが初対面で学校や学年もバラバラだったが、演劇が好きという気持ちを介して「すぐに仲良くなれた」とメンバーの田村優佳さん(横須賀高校2年)。
稽古が始まって3カ月が経ち、課題も出てきた。これまで約20回練習があったが、それぞれ部活や塾などで予定が合わず、さらに遅刻や欠席でなかなか全員が揃う日がなかった。講座に携わる同行政センターの岡崎俊哉さんは「時間厳守の社会やスケジュール管理、コミュニケーションの難しさなどを実感しているのではないか」と彼女たちの様子を話す。
同コミセン体育館で行われる公演まで約2カ月。これまでは台本の読み合わせを中心に稽古。土日は正午から9時までみっちり行い、言葉1つをとっても、声の出し方で伝わり方が変わる演劇の奥深さなどを学んできた。今後は冬休みなどを使って実践的な練習に取り組む。武藤総監督や、他のプロからも指導を受け、歌唱力や演技力にも磨きをかけていく。「等身大の高校生を表現しているので、私たちと同年代や、親世代の人たちに見てもらいたい」と田村さんは期待に胸を躍らす。
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