市の進める「施設適正化計画」に関して現在、公共施設の集約移転に関するアンケートが行われている。
本庁地区の市民活動施設のうち、対象となっているのは総合福祉会館・産業交流プラザ・勤労福祉会館(ヴェルクよこすか)・市民活動サポートセンター・デュオよこすか(男女共同参画推進拠点)の5施設。分野別の実施素案では、【1】産業交流プラザ・ヴェルクよこすかの「貸室」機能を、面積の広い総合福祉会館の建物内へ集約【2】総合福祉会館内にあるデュオよこすかと市民活動サポートセンターの、ベイスクエアよこすか1番館への移転―を打ち出している=左図。具体的な再編開始は、最短で2018年度中となる見込み。
利用率は3割前後
現状の総合福祉会館・産業交流プラザ・ヴェルクよこすかの貸室利用率はそれぞれ34・3%、27・9%、37・1%と、3割前後の低い傾向にある。同計画の方針は、人口規模が縮小する中で、会議や集会などに使われない「空き室」の状態を少なくするため、近い距離にある施設を集約して無駄なく活用するというもの。市では、アンケート実施後、「施設分野別実施計画」の素案を決定。市議会に報告し、これに対する市民意見聴取と修正のうえ、来年度中には正式な計画策定を行う方向だという。
該当の5施設に、分野別計画の方向性とアンケートが置かれたのは今月初め。無作為抽出の市民2千人にも送付されているという。市民団体「ヨコスカをよくする会」の呉東正彦さんは「利用者だけでなく、市民全体で考えるべきこと。内容を知らされていないまま、計画が策定されていく危惧がある。自由意見も書き込めるので、多くの人に(アンケートに)答えて欲しい」と話す。
締切は2月22日(月)、計画内容の詳細は各施設、または施設配置適正化担当【電話】046・822・9617
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