横須賀中央が緑に染まる―。アイルランドの宗教的祝日「セントパトリックデー」にちなんだイベントとパレードが3月21日(祝)、市内の2会場で開かれる。(公社)横須賀青年会議所(JC)による地域活性事業。地元商店街の催しとも連動し、賑わい創出に力を入れる。
アイルランドにキリスト教を広めた聖人の命日(3月17日)を祝う「セントパトリックデー」。本国だけでなく、同国移民の子孫が暮らすアメリカやカナダ・オーストラリアなどでも、これを祝う祭りが盛んだという。横須賀JCでは、「地域の賑わい創出に活用できないか」と、横浜市内でパレードイベントを行っているINJ(アイリッシュネットワークジャパン横浜)に提案。市内でのイベント企画が実現した。
バグパイプの音色響く
「セントパトリック・デーinヨコスカ」と題し、ステージイベントとパレードの2本立て。会場はヴェルニー公園(午前11時から午後4時)。いこいの広場メーンステージでは、「よこすかアーティストドッドコム」などによるダンスや音楽を展開。海上自衛隊のパネル展示や公認カレー、米海軍によるワークショップブースなどもある。
パレードは午後1時から。INJのメンバーら約60人が横須賀中央駅前からスタートし、三笠通り〜どぶ板通りを”緑色”を身にまとって練り歩く。どぶ板通りのイベント広場では、アイリッシュダンス・音楽も披露される(午後2時半から3時半)。
当日は、ヨコスカダウンタウンクラブ主催の「キッズフェスティバル」とも連携。パレード会場付近では、子ども向け催しや模擬店もあり、中央地区一帯が多世代、多民族で賑わう1日になりそうだ。
■セントパトリックとは…432年、アイルランドへ布教のために訪れ、各地に修道院や学校・教会を建て、キリスト教を広めた。その命日「セントパトリックデー」には、同国のシンボルカラー「緑」や伝統衣装を身にまとい、パレードする。国内では、表参道や横浜・元町などで開催実績がある。
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