横須賀市消防団は新たな組織として女性消防隊(はまゆう隊)を結成した=写真。市内に41ある各分団の中から18〜53歳の12人が入隊。分団を兼部しながら、市民の防災意識を高める活動や、火災時の避難誘導などを主な活動とする。
現在市内に在籍する消防団員のうち、女性が占める割合は2%にも満たない。ここ数年は15人前後で推移していた。
今回の発足について市の担当者は「男性社会の色が濃い消防のイメージを変えたいという背景もある」と説明。女性が活動できる環境であることを世間に周知するため、今後は様々なイベントに出向き、団員募集を呼び掛ける。
ソフト面で活躍
市民の防災意識を高めるために啓発活動も行っていく。幼稚園や保育園などでは市内全域に出向き、防火教室などを実施。女性の目線で子どもたちと接しながらわかりやすく伝える。
現場での活動の際は、消火活動等は男性隊員に任せ、罹災者のケアなど主にソフト面を担当。子どもの誘導や、異性には話しづらい女性の悩みなどにも対応する。
初代隊長を務める16分団(鴨居地区)所属の濱浦悦子さんは「地域に根差した活動を隊として行っていく」と抱負を語る。
|
<PR>
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|