神奈川県の指定無形民俗文化財に登録されている「虎踊り」が今月11日、西浦賀の為朝神社で披露された。浦賀虎踊り保存会の主催。1720年に伊豆下田から西浦賀浜町に伝わったとされる虎踊りは、和藤内と呼ばれる男性が虎を鎮める芝居仕立ての芸能。近松門左衛門作の「国姓爺合戦」が題材とされているが、起源や由来などは明らかになっていない。今年は15人の小・中・高生が参加し、女児は踊り子の唐子、男児は虎を鎮める和藤内や2人1組で演じる大虎・子虎に扮して笛や太鼓の音に合わせて踊った。
かつては浜町内の長男・長女の参加しか許されていなかったが、町内に小学生が15人しかいないなどの少子化の影響から、現在は長男・長女以外や近隣町内からの参加も認めている。今年の参加者のうち半数は町内外からだった。
同町内会長の高畑昌弘さんは「約300年続く伝統を自分の代で終わらせる訳にはいかない。今後も伝承に努めていく」と話した。
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