経済の仕組みなどを学び、「働く」を体験する「夢をつかめ!YOKOSUKAキッズアントレ」が今月23・24日に行われた。公益社団法人横須賀青年会議所の主催で、市内在住・在学の小学4〜6年生59人が参加した。
初日のプログラムでは、5〜6人ごとのグループに分かれて”会社”を設立。万華鏡やブックカバーなど販売商品や、社長、経理などの役職を決めた。その後、各会社に指南役として配置されたファシリテーター(大人)のアドバイスも受けながら、原価や利息など、頭をひねりながら計算して事業計画書を作成。緊張の面持ちでかながわ信用金庫、湘南信用金庫の職員に融資交渉を行った。審査が通ると、製造を開始。専門家に教わりつつ、子どもらしい斬新な発想で商品にアレンジを加えた。
2日目は実際にモアーズシティ前で商品を販売。店頭にポップやメニュー表などを置き、通行人の目を引く工夫も凝らした。
2時間の販売を終えて、全10グループとも黒字を達成。利益の総額は5万円超となり、子ども支援専門の国際NGO団体「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」に寄付された。
キャラクター人形を販売する会社で社長を務めた内田みそらさん(高坂小6年)は「どうやって経費を抑えて、利益を出すかなど、お金の計算が難しかった。学校の授業とは違う学びがあった」と2日間を振り返る。
企画実行委員長の前田裕子さんは「子どもたちが自主的に取り組み、楽しむ姿が見られて良かった。この経験を将来に活かしてくれれば」と話した。
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