市民による音楽活動やダンスの発表機会などを本町の「ショッパーズプラザ横須賀」特設ステージで提供し続けてきた「よこすかアーティストドットコム」が今月1日、設立から25周年を迎えた。これまで約1万7千人のステージを演出している。今年は年間を通して周年を記念したイベントを展開中。多くの市民らが出演し、節目に花を添えている。
総出演者数延べ1万7千人
同団体は、ショッパーズ2階のセンタープラザステージを拠点に活動。100人近くのボランティアスタッフが運営に携わっている。
ショッパーズがオープンした1991年当時、市内にオープンスペースでライブのできる環境がなかったことを憂いていた地元音楽家有志らが、同店にステージの設置と使用を直談判。当初は1カ月間のみという条件付きで始まったが、蓋を開けると日替わりで行われるコンサートが好評を博し、観客は200人を超えることもあった。その後は毎週末、同団体に加え、市民アーティストらを迎えて、表現の場を提供してきた。
これまでのステージ開催は約7000回を数え、総出演者数は1万7千人、観客動員数は175万人に上る。市内出身兄弟ピアノデュオ「Les(レ) Frere(フレール)s」など国内外で活躍する音楽家もここで経験を積んで巣立っていった。近年はキッズダンスや学校の音楽系部活による演奏披露の場としても活用されている。発足に携わり、同団体の代表を務める小島英治さん(51)=人物風土記で紹介=は「若者からシニアまで多世代の人にとって、自分たちの音楽を披露できる拠点として、今後も舞台を提供していきたい」と話している。
今年は25周年イヤーの企画として、規模を拡大したイベントを東日本大震災から5年を迎えた復興支援に合わせて行ってきた。11月25日(金)には、よこすか芸術劇場でコンサートを実施する。同団体にゆかりあるアーティストが多数出演する予定で、節目を祝う。
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