神奈川、茨城、千葉、栃木の4県から代表35校が出場する「東関東吹奏楽コンクール」の中学校B部門が9月17日(土)に神奈川県民ホール(横浜市)で開催され、市内からは坂本中が出場する。同校は先月10日に同ホールで行われた県大会で金賞を獲得して代表に選出されていた。東関東大会に出場するのは5年ぶり3回目。上位3校が進める東日本大会に出場が決まれば、市勢初の快挙となる。
坂本中が出場するのは小編成の部門。強豪校は選抜を行い、上級生だけでメンバーを組むことが多いが、同校は部のモットーに「one for all all for one」掲げており、1年生も含めた30人の全部員で演奏する。
今回、中心となる3年生も下級生の時から大会に出場していたが、昨年は地区大会で銅賞と結果は今一つだった。副部長の高橋美巳さん(3年・パーカッション)は「先輩たちが築き上げてきた”強さ”の伝統を少しは受け継ぐことができたかなと思う」と5年ぶりの東関東大会の出場に表情を和らげる。顧問の石渡知美教諭も「1年生の時からの積み上げがようやく花開いてきたかな」と手応えを口にする。
大会で演奏するのは「セルゲイ・モンタージュ」(鈴木英史作曲)。場面ごとにリズムが変わる曲で「美しいメロディが特徴(石渡顧問)」だという。
部長を務める耳塚春奈さん(3年・クラリネット)は「30人全員で”美しい”演奏をして東日本大会に行きたい」と意気込んだ。
三浦学苑は3年ぶりの金賞
高等学校A部門は今月3日に千葉県で行われ、市内から唯一出場していた三浦学苑高校が金賞を獲得した=写真=。
同校は117人の部員からオーディションで選抜した55人で課題曲「焔(ほむら)」(島田尚美)、竹取物語をモチーフにした自由曲「白磁の月の輝宮夜」(樽屋雅徳)を持ち時間の12分で演奏した。夏休みは数日の休みを除き、毎日朝8時半から6時まで練習した成果もあり、同校3年ぶりとなる金賞を獲得したが、出場24校中、上位3校に与えられる全国大会の代表の座は逃す形となった。部長の古江天音さん(3年・クラリネット)は「久しぶりに金賞を獲得できて嬉しいが、目標にしていた全国には行けなかったので…」と複雑な心境を話した。
今後は11月28日(月)の定期演奏会に向けて活動していく。
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