教育現場に産業界が参画して実践しているキャリア教育の成果を発表する「よこすかキャリア教育フォーラム」が先ごろ、ヨコスカベイサイド・ポケットを会場に開かれた。横須賀商工会議所ほかの主催。協力企業、学校関係者、PTA役員など220人が参加した。
同事業は平成20年度にスタート。企業や店舗に生徒が出向いて職場を経験するだけでなく、若手社員と職業観をテーマにした座談会や生徒主体で商品開発を手掛けるなどの多彩なプログラムが展開されている。現在では市内23の中学校で導入されており、協力企業の数も400社に達するなど、地域ぐるみで教育をサポートしていく仕組みが出来上がっていることが報告された。
キャリア教育の担い手10人が登壇して、取り組みをもう一段上に高めるための議論も交わされた。
パネリストからは「地域と社会が学校に入り込み”共師”となって教育に関与していく理想の環境が作り出せている」と評価の声があったほか、「高校生がプログラムを考えて中学生と企業をつなぐ。運営を学ぶ場になるはず」といった建設的な意見が飛び出した。
同商議所の佐藤廣さんは「経験した中学生が、社会人になった際に指導役を務める。そんな教育の好循環を生み出していきたい」と展望を述べた。
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